私たち「arbre(アーブル)」は、人間がいきいきとした生活を送るために欠かせないものは、性別や年齢、生活環境を問わず「美と健康」であると信じています。

この信念の背景には、私自身の経験があります。

筑紫野市古賀で生まれ育った私は、闘病や離婚を経験し、心身のバランスを崩した時期がありました。

その影響で大幅に体重が増えたため、近所を歩いたり走ったりするようになりました。

その際、地元の方々が温かく見守り、声をかけて励ましてくれたおかげで前向きに取り組むことができました。

運動を続けるうちに楽しさを感じ、体重も適正になり、よく眠れて心も軽くなりました。

この経験から、健康であることが幸せな人生の土台になると実感しました。

ワーキングプアやタイムプアのような時間や経済的余裕が限られた人々が健康問題を抱える現実を目の当たりにしています。

このような方々は、運動や食事、心のケアに意識を向けたくても、その選択肢を持ちにくい状況にあります。

地方の地域では、さまざまな年代や立場の人々が共に暮らしており、誰一人取り残さない取り組みが必要だと感じています。

事実、私の住む筑紫野市古賀地域では総人口899人に占める65歳以上の高齢者割合は275人(30.5%)、18歳以下の子供割合は124人(13.8%)。(参照 筑紫野市市民課データ令和6年8月調べ) でご高齢の方が多いのが現状です。

私たちは、美と健康が「楽しくいきいきと生きる」ために不可欠であると考えています。

健康な体づくりには、運動やバランスのとれた食事が欠かせません。

そして、それらを多くの人に提供するためには、経済的負担を軽減し、誰もが気軽に参加できる環境を整えることが重要だと考えました。

無料での取り組みにこだわる理由は、すべての人に「健康美」の可能性を届けたいという願いからです。

生活に余裕のある人には多くの選択肢がありますが、困難な状況にある方々ほど、その幅が狭まります。

だからこそ、私たちは「垣根をなくす」活動を続けています。

地域全体が支え合い、すべての人が自分らしく輝ける未来を創るために。これが、私たちアーブルが無料にこだわる理由です